新型コロナウイルス感染拡大予防対策・開催基準ガイドライン

(1)基本方針は3つ
  1. 感染予防対策は、大会自体の特性と地域事情に合わせて万全に臨む
  2. 誘客事業の性格上、ウイルスが持ち込まれることを前提として、早期発見と、拡大させない施策を策定する。(封じ込めからインフルエンザ同様、“新型コロナウイルスのある世界”と共存へ)
  3. 開催しても開催中止になってもどちらもリスク(ウイルスが持ち込まれる・風評被害or地域経済が止まる)があることを理解して、その都度毎に柔軟に、たおやかに対応する
(2)ガイドラインのつくりかた
  1. 大会前の「準備から当日・事後の対応」「時間軸」で組み立てていく
    1)

    大会前の状況 「募集前」→「募集期間」→「大会1か月前」→「大会1週間前」→「大会前日」→「大会当日」→「大会翌日以降2週間」

    2)「参加者」、「主催者」の責務を明確にする

    • 感染防止に必要な協力
    • 感染した方への不当な差別取り扱い、ひぼう中傷をしないことを明文化

    3)村民はじめ、村内事業者への丁寧な説明と参加者へ医療資源に限りがある事の周知徹底
    4)専門家からの意見聞き取りと、先行事例(イベント・施設管理者)の情報収集
    5)大会当日、来訪する前に「感染防止対策チェックリスト」を事前に行う →QRコードでチェック、アドレスを案内
    6)募集期間または、申込締切後に新型肺炎の流行・まん延期と重なった際の「時間軸」による参加料返金の取り決め

  2. 開催ガイドライン
    目 的

    新型コロナウイルス感染症対策をふまえた大会の実施にあたり

    • ◆参加者に対しての持続的な感染症予防の周知と実施徹底により、ひとり一人が当事者意識を持って行動することを促す
    • ◆人の集まる事業であることを主催者・参加者ともに理解し、病原体が持ち込まれることを最小限にするとともに、もし持ち込まれたとしても集団内で二次感染が起きるリスクを最小限とすることを目的とする

    1)イベント参加者へお願いする事→ご自宅での健康チェック

    1. 発熱の症状がある方(体温37.5度以上)検温してからの来場し、主催者の用意した健康チェックを提出する
    2. 風邪の症状のある方(のどの痛み、咳・痰が出る、頭痛、だるさ)
    3. 食べたものの味がしない、匂いがしない
    4. 過去14日間以内に発熱や風邪の症状で受診や薬を飲んだ方
    5. 感染拡大している地域や国への訪問歴が14日以内にある方
    6. 感染者発生時にともなう参加資格の遵守
    • 携帯電話、緊急連絡先電話番号の明記
    • 大会関係者(主催者・参加者・同伴者・出店者・スタッフ・来場者)で感染が出た場合の保健所または医療機関・自治体が聞き取り要請した場合の協力
    • 濃厚接触者となった場合における保健所の聞き取り調査への協力

    2)感染予防計画・感染経路の共有・予防方法

    【感染予防計画】

    ◆参加資格
    (感染源の把握)
    万が一、感染者が出た場合の感染経路がわかるルールにする
    (連絡先・同伴者への義務)
    ★本土からの参加者は、主催者の定める交通移動手段・宿泊先を利用する
    ◆予防策
    ・接触感染対策
    ・飛沫感染対策
    ・空気感染
    ≪ウイルス持ち込み対策≫
    1.来場時の体調チェック
    2.サーモメーターによる検温→スポレク駐車場
    3.レースと食事以外はマスクの着用
    4.アルコール消毒(仮設トイレ、手で触れるもの)、役員のチリ処理時のちり袋の二重包装、ゴム手袋の着用
    5.更衣室の大型扇風機の設置
    ◆接触機会を減らす~フィジカルディスタンス
    1.登り区間は息はーはーするので1m以上の距離を置いて走る・歩く
    2.時差スタート(5~10分間隔)
    3.表彰式はしない
    ◆レース中のフィジカルディスタンス
    1.登り区間は息はーはーするので1m以上の距離を置いて走る・歩く
    2.エイドステーションの完全セルフ化と携行義務品の遵守
    3.感染症有無の基本チェックリスト作成+サーモメータ―の活用

    チェックシート

    https://qgo.jp/ck
    (イベント参加・体調チェックシート・ベータ版)
    ※上記サイトにアクセスを義務付けし、事前に体調チェックを行う
  3. 主催者の運営計画と責任・医療機関への配慮
    【主催者の運営計画と責任・開催判断】
    本ガイドラインに基づく感染症対策を十分に運用出来ない場合、また国・県によるイベント自粛要請、緊急事態発令された場合は、中止・延期・規模縮小・代替イベントの紹介を検討する

    時間軸・判断の早見表
    ・参加料の返金はツアーキャンセル費が発生しない「1か月前」、ゼッケン通知書を送る「2週間前」を基軸に返金額を確定する。
    【医療機関への配慮】
    ・医療機関(救急対応病院、消防、ドクターヘリ)に対して、大会開催、ガイドラインを共有し、医療機関に負担をかけない運用を適宜改善していく。また参加者を含む対外的な周知においても柔軟な対応で臨機応変に対応する

  4. 参加者の責任・申込条件 →大会要項参照
  5. トレイルランクリニックの扱い →動画で対応します
  6. 必携品の追加「マスク」または「ネックバンダナ」
    自然保護および遭難対策の啓発活動の観点からトレイルランの部の必携品は「リュックサック」を追加する>

  7. レース中の対応ルール
     →登り区間は、は、前後の距離を手を横に広げて人に当たらないくらい空ける
     →つばやたんを吐かず、ちりしで取る。取ったのはビニール袋にしまう
     →大声出さず、会話はなるべくヒソヒソ・こっそり話す
    ★大会役員は、大会2週間前からの体調チェックする
  8. 大会中止の考え方
    ・沖縄県の発表するイベント開催ガイドラインに準じて、現時点では具体的な感染者発症数・感染経路不明者数などの数値基準は設定せず、その都度「大会時間軸」と「新型肺炎感染状況の時間軸」と照らし合わせながら柔軟に判断します。

    ・中止においては医療機関や沖縄県新型肺炎感染対策会議や医療機関の専門家のアドバイスも参考にしながらすすめる

  9. 開催ガイドラインのバージョンUP会合
    *上記の運用についての良かった点・改善点の共有と具体的な行動を起こすための協議を月1回開催する